Amazonスポンサーブランドの動画広告を作成する3つのポイント

動画広告Amazon広告
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皆さま、こんにちは。または、はじめまして。

新しくスポンサーブランド広告内で動画広告機能が追加されましたが、どのような動画を用意すれば良いか悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する動画作成のポイントを実践すると、誰でも魅力的な動画を作ることができます。

なぜなら、私も実際に実践して、他の広告よりも良いパフォーマンスを確認しているからです。

この記事では、広告に最適な動画を作るポイントを3つご紹介します。

記事を読みいただければ、動画作成の手助けとなり、魅力的な動画で広告を出稿していただくことができます。

どんな方におすすめ?

はじめてスポンサーブランド広告を運用する方

動画広告を出稿してみたい方

動画広告に最適な動画を作成するためのポイントを学びたい方

この記事を読んで解決できること

スポンサーブランド動画広告の概要をご紹介します

動画広告のメリットをご紹介します

動画広告の動画作成時のポイントをお伝えします

このブログは、『Amazonの事を深く知り、Amazonと友達になる』をコンセプトとして、Amazonに関わる様々な情報を発信するものです。

現役の出品者としても、購入者としても、Amazonと共にある生活を楽しむじゅんが執筆しています。

出品者と購入者の両方の視点から、皆さまに役立つ情報を提供できるのではないかと思い、このブログを立ち上げました。

とくに、このブログを読んでいただければコンサル要らずとなるように、初めてAmazonに出品される方やAmazonについて勉強中という方へ、私が持っている知識を惜しみなくお伝えすることに重点を置いています。

ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

じゅん
じゅん

Amazon出品者歴6年以上の私は現在、3,000円〜5,000円前後の商品を月に4,000個ほど販売しています。日本のAmazon.co.jpだけでなく、本場アメリカのAmazon.comや海外の出品者からの知識も取り入れ、最新の情報収集にも努めています。私自身まだまだ勉強中の身ですが、どうぞよろしくお願いします!

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Amazonスポンサーブランド広告の動画広告(Video広告)とは

ビデオ動画
出典 : Amazon 検索結果ページ

スポンサーブランド広告の種類の1つで、広告に魅力的な動画を表示させることでクリック数や転換率を高めることができる動画広告機能が追加されました。

2021年1月の時点にて、パソコンページとスマホのアプリの両方に表示されることを確認しています。

現在確認できる動画広告の掲載位置は、検索結果ページのみとなっています。

私の経験では、検索結果1ページ目や3〜5ページ目に動画広告が掲載されているのをよく見かけています。

動画広告のランディングページ

ビデオ動画キャンペーン作成画面
出典 : Amazon セラーセントラル

現在、商品詳細ページのみ、広告がクリックされた後に移動するリンク先に指定ができます

検索結果ページにのみ広告が掲載され、また商品詳細ページのみランディングページに指定できる現状では、商品の内容を案内する動画を使い商品詳細ページへ誘導するのがベストな状況です。

動画広告のメリット

動画広告のメリットは、以下の5つです。

  • 目立つ
  • 商品の全体像がわかりやすい
  • 商品の使い方がわかりやすい
  • 映像は記憶に残る
  • 立派なブランドイメージを植え付けられる

動画広告はとにかく目立ちます。

他のスポンサープロダクト広告などに比べてもクリック率がとても高い広告です。

広告商品のメイン画像と広告動画が並べて掲載されているため、お客様は商品詳細ページに訪問する前に、動画による商品の全体像や使い方が鮮明に理解できます

お客様が商品詳細ページを読む前に、その商品のイメージが頭の中に出来上がっているので、商品詳細欄もスムーズに読んでもらうことができます。

もちろん転換率も抜群に良くなります。

購入に繋がらなかったとしても映像は文字よりも記憶に残りやすく、ブランドや商品の認知に役立ちます。

じゅん
じゅん

私は、現時点で最も優れた広告であると思っています。転換率が良くACOSをとても低く維持できています。

動画作成時の注意事項

Amazonから指示されている動画に関する注意事項をご紹介します。

確認をした上で動画を作成しましょう。

ぼやけた、不鮮明、または認識できない映像は使用できません。

Amazonが用意した広告テンプレートの読みやすさを妨げるクリエイティブ要素(スポンサー付きタグやミュートボタンの設置など)を追加することはできません。

セール、割引、その他の値引きプロモーションを動画の中で伝えることはできません。(広告商品自体へのクーポンやタイムセールなどは使用可能です)注意力を削ぐエフェクト(オブジェクトやテキストの点滅、回転、振動、またはコントラストの高い画像の切り替わり)の使用はできません。

動揺させる、圧迫する、予期せぬまたは暴力的な、不快感を与える音声(音量の急激な変化、非常に高い音声、予期しないまたは文脈的に無関係な音が含む)を動画に入れることはできません。

判読不能なテキストの使用はできません。

雑音、パチパチという音、かすかなメッセージ、低い音声、ペースが速い、聞こえない、明瞭でない、認識できないなど、音質が悪いものの使用はできません。

画質の悪い動画、低い解像度の動画は使用できません。

お客さまのクリックや購入の誘導を目的とした、圧力をかける、挑発的、または緊急性を示す言い回しはできません。

動画端の黒いサイドバーや黒い画面へのフェーズアウトなどは使用できません。

通常のAmazon規約と同じく、外部へのリンクの使用や外部Emailアドレスの使用はできません。

出典 : Amazon セラーセントラル ヘルプページ

動画ファイルの要件

以下の要件が、Amazonから開示されています。

特に注意する点は、6-45秒の長さの動画を使用すること、またMP4またはMOV形式の500MB以下の動画とすることです。

その他はとくに気にしなくても通常の動画では問題ないかと思います。

ビデオ仕様 :

16:9縦横比1280 x 720ピクセル、1920 x 1080ピクセル、または3840 x 2160ピクセル23.976、24、25、29.97、29.98、または30fps1 Mbps以上のビットレート

H.264またはH.265のコーデック

6~45秒の長さ

500 MB以下MP4またはMOVのファイルメインまたはベースラインのプロファイル

プログレッシブスキャンの種類

1ビデオストリームのみ

オーディオ仕様 :

44.1kHz以上のサンプルレート

PCM、AAC、またはMP3のコーデック

96 kbps 以上のビットレートステレオまたはモノラル形式

1未満のオーディオストリーム

出典 : Amazon セラーセントラル ヘルプページ

動画広告出稿のための審査

審査時間は24時間以内、または3営業日と案内されていますが、私が審査を出したときには12時間以内に審査が完了しています。

現在はベータ版ということで広告の申請者も少ないですが、増えてくると審査時間が長くなるのではないかと予測しています。

不備が続くと広告の出稿が遅れ、販売機会を失ってしまいます。

しっかりと要件を確認して申請しましょう。

動画広告に掲載する動画の3つのポイント

それでは、私の経験を通して、動画広告に適した動画の作成ポイントをご紹介します。

  1. 動画の冒頭から簡潔で分かりやすく作る
  2. 字幕で内容を補完する
  3. 必要最低限の長さに留める

これら3つのポイントを抑えて動画を作成すると、広告のパフォーマンスに貢献する良い動画となりますので、ぜひお試しください。

1. 動画の冒頭から簡潔で分かりやすく作る

検索結果ページレイアウト
出典 : Amazon 検索結果ページ


上の画像のように、動画広告はキーワード検索結果ページの中段に表示されるので、ターゲットキーワードに関連の強い動画を作成することが必要です。

ターゲットキーワードに関連した内容であることはもちろん、商品がどのようなものか・どうやって使用できるか・どのような使い方があるかなど、お客様に伝えることができれば購入につながります。

Amazonは、最初の2秒が肝心であると公表しています。

お客様は検索結果ページを流れるようなスピードでスクロールしながら、商品詳細ページへ移動する価値がある商品か判断しています。

動画広告でさえ、動画の始めから最後まで全て見てもらえるとは限りません。

無駄なエフェクトなどを省き、どのような商品かパッと分かる映像を最初に見せ、お客様を惹きつける動画を作ることが重要です。

じゅん
じゅん

ビデオは簡潔かつ関連性の高いものにします。

2. 字幕で動画を補完

動画広告動画はお客様が動画上の音量マークの操作を行わない限り、無音で繰り返し再生されます。

無音でもお客様に動画の内容が伝わるように字幕を用意し、適切な内容を視覚のみでも伝える工夫を行いましょう。

自動繰り返し機能の対策には、動画の最後にブランドロゴ画像を挟むなどで、どの部分が動画の終了部分か分かりやすく示す方法がいいかと思います。

3. 必要最低限の長さに留める

動画の長さに関しては、45秒までの動画を掲載できますが、お客様が検索結果1ページあたりに費やす時間は限られています

動画が長すぎると、最後まで見てもらえる可能性が低くなります。

15-30秒ほどの短時間で濃密な内容の動画を作成してみましょう。

動画広告の状況 (2021年1月)

現状、ビデオ広告を出している出品者はまだまだ少ないかと予測されますので、今すぐにでも始めることをおすすめします。

ビデオ広告は検索結果1ページ目に表示され、しかもかなり目立ちます。

競合が少なければ、それだけ低い入札額でもお客様への表示が多くなり、この掲載枠を独占できます。

また動画で商品を宣伝できること、動画は検索結果ページの1ページ目に表示されることが多い状況から、転換率が他の広告に比べとても高く、費用対効果が抜群です。

今後、競合が増えてくると、動画広告枠はそれほど多く用意されている様子がないことから、入札額の高騰が予想されます。

100%の品質・最高の動画を時間をかけて作りあげてから出稿するよりも、ある程度のクオリティのある動画の用意があれば、すぐにビデオ広告を始めてしまいましょう

また、自身のある動画を用意出来ている場合には、少ない掲載枠を確実に獲得できるように、思い切ってできる限り高い入札額を設定することをおすすめします。

検索結果1ページ目に表示される動画広告は1つだけですので、せっかく動画を作成しても広告表示されなければ意味がありません。

状況に変化があり次第、こちらの記事を随時更新させていただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こちらの記事では、

スポンサーブランド広告で、広告に魅力的な動画を表示させることで、クリック数や転換率を高めることができるビデオ広告機能が追加されました

広告内の動画は、商品詳細ページのみをリンク先(ランディングページ)に指定ができます

動画広告は、検索結果ページに掲載されます

動画広告のメリットは、目立つ・商品の全体像がわかりやすい・商品の使い方がわかりやすい・映像は記憶に残る・立派なブランドイメージを植え付けられる の5点です

動画広告の動画は、30秒ほどを目安に、字幕で内容を補完した、簡潔で分かりやすいものを使用します

を紹介させていただきました。

ブランド登録済みの皆さまはぜひ、この新しいスポンサーブランド広告のVideo機能を出来るだけ早くお試しいただければ嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。