いつもAmazon広告の広告費をもう少し抑えることができれば…と悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する『除外・ネガティブキーワード設定』を実践すると、誰でも簡単に無駄な広告費を削減することができます。
なぜなら、僕も実際に週に1度を目安として継続して実践し続けているからです。
この記事では、除外・ネガティブ設定の概要のご紹介と、実践すべき3つの方法をご紹介します。
記事を読み終えると、費用対効果の薄いターゲットへ広告を表示させない、効果的な広告を出稿することができます。
このブログは、『Amazonの事を深く知り、Amazonと友達になる』をコンセプトとして、Amazonに関わる様々な情報を発信するものです。
現役の出品者としても、購入者としても、Amazonと共にある生活を楽しむじゅんが執筆しています。
出品者と購入者の両方の視点から、皆さまに役立つ情報を提供できるのではないかと思い、このブログを立ち上げました。
とくに、このブログを読んでいただければコンサル要らずとなるように、初めてAmazonに出品される方やAmazonについて勉強中という方へ、私が持っている知識を惜しみなくお伝えすることに重点を置いています。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
除外/ネガティブキーワードの設定
Amazon広告では、各キャンペーンごとに『除外キーワード』・『ネガティブターゲティング』を設定することで、その設定したキーワードや商品(ASIN)で広告を表示させないようにすることが可能です。
こまめに広告データを分析し、この除外・ネガティブ設定を行うことで、広告のパフォーマンスの改善につながります。
広告を出稿している皆さまには、1週間に1度の目安でこの調整を行うことをおすすめします。
除外キーワード ・ネガティブターゲッティングについて
除外キーワード ・ネガティブターゲッティングに設定したターゲットには、広告が表示されなくなります。
Amazon広告のターゲットとなるキーワードと商品(ASIN)の両方を除外・ネガティブ設定することが可能です。
各キャンペーンごと、または各グループごとに除外・ネガティブ設定を行えます。
キーワードの除外・ネガティブ設定では、完全一致またはフレーズ一致のマッチタイプを選択することで、広告を表示させないキーワードの範囲を指定します。
除外/ネガティブ設定が広告の費用対効果をあげる3つの理由
それでは、除外・ネガティブ設定すべき3つの理由をご紹介していきます。
各項目は、実際に実践・調整対応すべき項目にもなっていますので、除外・ネガティブ設定するべき理由と背景を把握次第、ぜひ実際に調整をはじめてみることをおすすめします。
- オートターゲティングで除外・ネガティブ設定を行う
- マニュアルターゲティングのフレーズ一致・部分一致で除外・ネガティブ設定を行う
- 複数キャンペーンに重複するキーワードを除外設定する
1. オートターゲティングで除外・ネガティブ設定を行う
Amazonが自動で広告の出稿先を決めるオートターゲティングで除外/ネガティブ設定をすることにより、Amazonに広告を出稿して欲しくないターゲットを指定することができます。
オートターゲットティングは、Amazonが持つ膨大なデータから広告商品に関連性のあるキーワードや商品へ自動で広告を出してくれるものですが、Amazonは、その出品者のように広告商品について予備知識があるわけでも、商品を完全に理解しているわけでもありません。
ときには、関連性が薄いと出品者であれば判断できるようなキーワードにも広告を表示させてしまうことがあります。
そこで、関連性の低いキーワードを事前に除外設定したり、何度もクリックされているのに売上につながらないパフォーマンスの低いターゲットへ広告が表示されないように除外設定することで、無駄な広告費の発生を防止したり、広告費を抑えることが可能です。
広告費の減少は、費用対効果を改善します。
例えば、耐水性があるだけの素材を使用したiPhone 12用のケースを広告商品と設定している場合、オートターゲティングにより、『iPhone 防水 ケース』『iPhone 11 ケース』など、関連性の薄いキーワードへ広告が表示されます。
しかし、これらのキーワードは実際の広告商品とは関連性が低く、たとえお客様がそれらのキーワードから商品詳細ページへ訪れたとしても、購入に至る可能性は低いと考えられます。
そのため、『iPhone 防水 ケース』『iPhone 11 ケース』をそれぞれ除外・ネガティブキーワードに設定することで、今後それらのキーワードへ広告が表示されることを防止します。
2. フレーズ一致・部分一致で除外・ネガティブ設定を行う
設定したターゲットキーワードに類似するキーワードや語順の違いにも対応できるマッチタイプである、マニュアルターゲティングのフレーズ一致・部分一致にて、除外・ネガティブ設定を行うことにより、商品に関連性の低いキーワードへの広告掲載の防止や、パフォーマンスの低いキーワードへの広告を防止します。
広告費の減少は、費用対効果を改善します。
3. 複数キャンペーンに重複するキーワードを除外設定する
オートターゲティングキャンペーンや部分一致・フレーズ一致キャンペーン内でパフォーマンスの高いターゲットを、より効率よく出稿するために完全一致キャンペーンなどへ移動させる際に、元のキャンペーン内やグループ内にある既存の同一ターゲットと競合してしまわないように、除外・ネガティブ設定を行うことができます。
これは複数のキャンペーンに同一のターゲットが設定されていることによる競合を防止し、無駄な広告費の発生を防ぎ費用対効果を改善します。
除外/ネガティブ設定をすることで発生する懸念点
除外/ネガティブ設定を多く行うことで、広告を表示させる対象を絞ります。
そのため、全体としてみたときに広告が表示される量、つまりインプレッション数が少なくなってしまう可能性があります。
また、除外・ネガティブ設定をすることで、本来では除外・ネガティブ設定する必要のないキーワードや商品も設定してしまう可能性もあります。
オートターゲティングやフレーズ一致・部分一致などのマッチタイプは、自分では見つけることができない効果的なターゲットを探す目的で使われる広告です。
ここでご紹介したように除外・ネガティブ設定を行うことはもちろん大切ですが、それを実行するタイミングをよく考えて設定するようにしましょう。
(例えば、10回クリックされたのに売上につながらなかったキーワードを除外キーワードに設定してしまうこともできますが、10回分のデータでは検証に十分ではない可能性があります。広告費が無駄に発生してしまっても、20回・30回分のデータを見てから判断することも広告の目的によっては必要となってきます。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらの記事では、
を紹介させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。