皆さま、こんにちは。または、はじめまして。
このブログは、Amazonと友達になるために必要な情報を発信しているブログです。
出品者としても、購入者としてもAmazonと共にある生活を楽しみたいじゅんが執筆しています。
出品者と購入者の両方の視点からAmazonを知ることができる自分であれば、Amazonに関する様々な有益な情報を提供できるのではないかと思い、このブログを立ち上げました。
皆さまにもAmazonのことを知り尽くしてもらい、 出品者としても、購入者としても、 Amazonと友達になっていただけるよう、私が集めた知識や情報を分かり易く発信していきます。
さて、この記事では、Amazonの広告の1種類であるスポンサープロダクト広告のターゲティングについてご紹介していきます。
ターゲティングとは、何に対して広告を表示させるか設定をすることです。
大きく分けて3つのターゲティングがありますが、各ターゲティングの概要や特徴をご紹介していきます。
どんな方へおすすめ?
この記事で解決できること
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします!
こちらの記事の前に、Amazonの広告とはどのようなものか紹介している記事がありますので、そちらを事前に必要な知識として確認していただけると以下の内容が分かりやすくなります。宜しければご覧ください。
ターゲティングとは
スポンサープロダクト広告では、オートターゲティング、キーワードターゲティング、商品ターゲティングという3種類のターゲティング方法を設定し広告を出稿していきます。
ターゲティングとは、広告を表示させる対象のことを指しています。
例えば、キーワードターゲティングであればキーワードに広告を表示させる方法です。
出品者は、この3種類のターゲティング方法を駆使して、効率よく、またより優れた成果が得られるように広告を運用していきます。
以下より、各3つのターゲティングの概要や特徴、利点などをご紹介していきます。
オートターゲティング
こちらでは、オートターゲティングについてご紹介していきます。
オートターゲティングの概要
オートターゲティングとは、登録された商品情報をもとに関連性のあるキーワードやASINに対し、Amazonが自動的に広告を表示してくれるものです。
広告を出したい商品を指定し、入札額を入力するだけで、あとはAmazonが全て自動で広告を出稿してくれます。
Amazonは、指定された商品に関連が強いキーワードや商品などへ広告を表示させ、広告からの売り上げがより大きくなるようにできる限り幅広い範囲のキーワードや商品へ広告を表示させます。
オートターゲティングでは、4種類のオートターゲティンググループごとに入札額を調整できるため、広告が表示されるキーワードや商品をある程度絞ることも可能です。
4種類のオートターゲティンググループ
オートターゲティングでは、4種類のオートターゲティンググループごとに入札額を調整でき、広告が表示されるキーワードや商品をある程度絞ることが可能です。
これにより、不必要なキーワードや商品へ幅広く広告が表示されてしまうことを防止します。
以下にて4つのターゲティンググループを紹介します。
ほぼ一致
指定した商品とお客様に検索された用語の関連性が非常に高い場合に広告が表示されるターゲットグループです。
広告へ指定した商品が「オーガニックコットンシーツ」である場合、お客様が「コットンシーツ」や「オーガニックシーツ」のような検索用語を使用した場合にAmazonは広告を表示します。
おおまか一致
指定した商品とお客様に検索された用語の関連性がある程度高い場合に広告が表示されるターゲットグループです。
広告へ指定した商品が「オーガニックコットンシーツ」である場合、お客様が「ベッドシーツ」や「クイーンサイズコットンシーツ」のような検索用語を使用した場合にAmazonは広告を表示します。
代替商品
指定した商品と類似した商品の商品詳細ページを閲覧しているお客様に広告が表示されます。
広告へ指定した商品が「オーガニックコットンシーツ」である場合、Amazonは「ガーゼコットンシーツ」や「ダブル オーガニックコットンシーツ」を含む商品詳細ページに広告を表示します。
補完商品
指定した商品を補完する商品の商品詳細ページを閲覧しているお客様に広告が表示されます。
広告へ指定した商品が「オーガニックコットンシーツ」である場合、Amazonは「羽毛ふとん」や「枕」などの商品詳細ページに広告を表示します。
オートターゲティングのメリット
簡単に広告が出せる
ターゲットとするキーワード調査をする必要がない
売り上げにつながるキーワードを見つけることができる
思いがけないキーワードが見つかる可能性あり
オートターゲティングは、Amazonが自動で広告を表示してくれるため、広告を表示させるべきキーワードの事前調査などを行う必要がありません。
そのため簡単に広告を出稿でき、また広告にかける時間を削減することができます。
また出品者自身で調査できるキーワードや商品には限界があるため、Amazonのシステムがパフォーマンスの良い思いがけないキーワードを発掘する可能性があります。
オートターゲティングのデメリット
関連性の低いキーワードにも広告をかけられてしまう
一定の信頼できるデータが得られるまで時間がかかる
幅広く広告が表示され費用が大きくなりやすい
オートターゲティングは、Amazonが指定された商品ページの情報をもとに広告を表示させるため、本来商品に関係の薄いキーワードや商品にも広告が表示されてしまう可能性があります。
商品ページに使用されている単語に類似の単語であっても、商品に全く関係がなくなることも多々あります。
例えば『水を弾きやすい素材』という単語から、本来防水機能のない商品に『防水』という単語で広告が表示されてしまうなどです。
また、Amazonは幅広いキーワードや商品に広告を表示させるため、広告費が膨らみやすいというデメリットもあります。
マニュアルターゲティング
こちらでは、マニュアルターゲティング について、ご紹介していきます。
マニュアルターゲティングの概要
マニュアルターゲティングとは、出品者自身が商品ごとにキーワードや商品(ASIN)を選択して、それに基づき広告を表示させます。
出品者自身の商品に対し、お客様が使用している検索用語がわかっている場合、マニュアルターゲティングを使用していきます。
キーワードターゲティングと商品ターゲティングはマニュアルターゲティングに区分され、自動でターゲティングが決定されるオートターゲティングと区別されています。
Amazonが自動で広告を表示してくれるのがオートターゲティング、自分で表示させるのがマニュアルターゲティングです。マニュアルターゲティングでは、キーワードと商品の2種類のターゲティングへ広告を表示させることができます。
キーワードターゲティング
広告を出す商品に対し、お客様が検索すると予想ができるキーワードをターゲティングとして広告を表示させたい場合に、キーワードターゲティングを使用します。
設定するキーワードがわからない場合にも、 キャンペーン作成時に出てくる推奨キーワードを設定することも可能です。
商品ターゲティング
広告を出す商品と類似する商品や補完的な商品(またはそれに該当するカテゴリー全体)をターゲティングとして広告を表示させたい場合に、商品ターゲティングを使用します。
商品ターゲティングでは、検索結果や商品詳細ページに広告が表示される条件や掲載場所を細かく設定することができます。
商品カテゴリーを選択した後、ブランド名、星評価、価格、プライム配送の可否などの条件を設置し、カテゴリーによっては、対象年齢やジャンルで絞り込むことも可能です。
マニュアルターゲティングのメリット
関連性の強いキーワードや商品だけに広告を表示させることができる
パフォーマンスの良いキーワードのみに絞ることができ費用対効果が高い
マニュアルターゲティングは、出品者自身で広告を表示させるキーワードや商品を指定できるため、無駄な対象へ広告を表示させることは少なくなります。
またキーワードであれば、お客様に購入してもらいやすい実績のあるキーワードにだけ広告を表示させることで、費用対効果を高めることが可能です。
マニュアルターゲティングのデメリット
キーワードの調査がうまくできていない場合には、効果が薄くなる
調査に漏れたキーワードが発見できない
新しく出品された商品に広告を表示できない
マニュアルターゲティングは、出品者自身で広告を表示させるキーワードや商品を指定できる反面、お客様が普段どのようなキーワードで自分の商品を探し購入しているか出品者自身が知らなければ、広告の対象として設定することができません。
そのため過去のキーワード検索の履歴や購入率などを事前に調査しなければならず、しっかりとした準備が必要です。
また、この調査が正確でなければ、本来広告を出すべきキーワードを見逃してしまったり、実際はパフォーマンスの良くないキーワードへ広告を表示させてしまったりする場合があります。
どちらのターゲティングが優れているか
上記でご紹介したように、オートターゲティングとマニュアルターゲティングには、それぞれ長所と短所が存在します。
そのため、片方が優れているから、もう一方は使用しなくて良いということはありません。
スポンサープロダクト広告では、この2種類の広告をうまく使い分けて、費用対効果の高い広告を運用していく必要があります。
私自身の経験を踏まえた、おすすめの使い分け方法は以下です。
オートターゲティング:
キーワード調査でカバーしきれないマイナーなキーワードを見つける、または新規で出品された商品へ広告をだせるようにする、ためにオートターゲティングを使用していきます。
マニュアルターゲティング:
広告を出す商品と関連性の強いキーワードや商品をピンポイントで指定し入札する、または広告を出す商品の売上げによく繋がっているキーワードや商品をピンポイントで指定し入札する、ことで高い費用対効果を狙うために使用していきます。
マニュアルターゲティングは、自身が把握しているキーワードを指定して、高い入札額で検索結果1ページ目の1番上の広告表示を狙ったり、競合商品の商品詳細ページに自分の商品を表示させたりと、目的を持って広告を出すことができます。
それに対し、オートターゲティングは特定のキーワードに優れたパフォーマンスを望むことはあまりできませんが、Amazonが膨大なシステムのデータを駆使してキーワードや商品を選定し広告を自動で出してくれるので、自分の商品に関連するキーワードや商品を探すことができます。
オートターゲティングで高いパフォーマンスを出しているキーワードや商品を探し、マニュアルターゲティングへ切り替えてより高い広告効果を狙っていくことで、お互いを補完しより隙のない広告管理が可能となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらの記事では、
を紹介させていただきました。
ぜひ皆さまにも、出品している最適なターゲティングの使い分けを探していただき、費用対効果の高い広告を出していただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。