皆さん、こんにちは。または、はじめまして。
このブログは、Amazonの考え方を理解して友達になり、そしてAmazonと共に売り上げを伸ばしていくことに日々奮闘中のJUNが執筆しています。
より多くの皆さまにもAmazonを深く知りることで友達になり、Amazonで出品している目的を達成してもらえるように、私が集めた知識や情報を分かり易く発信していきたいと思っています。
皆さんは、Amazonで自分の商品が周りの商品と比べてどのくらい売れているか把握していますか?
自分の商品が出品しているカテゴリーの中でどのくらい人気があるのか気になったりしていませんか?
Amazonで出品をはじめたばかりの人はまだ意識したことがないかもしれません。
しかしながら、長く販売し売り上げがある程度つくれてくると、Amazonの中で相対的に自分の商品はどのくらい人気があって、また今後どのくらいのポテンシャルがあるのだろうと気になったりしてくるようになります。
そして、オリジナル商品を出品している場合には、競合他社の商品の売れ行きが気になりますし、また新商品を販売する場合には競合商品がどのくらいの人気がありどのくらい売れているか事前に把握しておきたいなど、販売戦略に必要な情報にもなります。
この記事では、そんな情報を知る為の元となる、売れ筋ランキングと掲載ランキングについてご紹介していきます。
Amazonにおける売れ筋ランキングとは何か、掲載ランキングとは何か、両者の違いは何かなど、わかりやすく説明させていただきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
売れ筋ランキングとは
Amazonには、数えきれないほどの商品が販売されていますが、1つでも商品を販売できた場合には、ほとんどの商品ページに売れ筋ランキングが表示されるようになります。
この売れ筋ランキングは、今現在、どのくらいAmazonで売れているかを示してくれる指標として表示されるものです。
売れ筋ランキングが1位であれば1番売れていることを示しており、1000位の商品と比べれば、より売れている商品であることを示しています。
ただし、売れ筋ランキングは、出品されている全ての商品におけるランキングではなく、登録されているカテゴリー内でのランキングのみ商品ページには表示されています。
また、複数のカテゴリーで販売された商品の場合には、複数のカテゴリーにおける売れ筋ランキングが表示される場合もあります。
自分の商品がカテゴリー内でどのくらい人気があるか知ることができます。上がったり下がったり頻繁に変動しますので、あくまで目安となる指標の1つです。
売れ筋ランキングの仕組み
先ほどの説明では、売れ筋ランキングはどのくらい売れているかを示す指標であると書きましたが、Amazonは単に売上高や売り上げ個数によってランク付けをしているわけではありません。
Amazonから詳細は開示されてはいませんが、様々な要素を考慮してランクの決定を行なっている模様です。
実体験を通して感じている要素をあげていきます。
プロモーションやクーポンなどによる一時的な売り上げの増加に対してもランキングにあまり反映されないようです。一時期な売り上げ増加による恣意的なランキング操作を防止しようとしているのかもしれませんね。
掲載ランキングとは
英語では、オーガニックランキング (Organic ranking)と呼ばれていますが、この掲載ランキングとは、あるキーワードに対してどの位置に商品がランキングされているかを示すものです。
言い換えると、あるキーワードで検索したときに、商品が検索結果のどこに表示されているかを表すランキングです。
売れ筋ランキングと掲載ランキングとの違い
売れ筋ランキングは、上記でもご紹介したように、主に売上高を短期的にも長期的にも考慮して、商品をカテゴリー内でランク付けしたものです。
一方で、掲載ランキングはキーワードごとの検索結果ページでの表示順位のためにランク付けされたものです。
Amazonは表示位置の優先順位を決定するために、売り上げだけではなくキーワードとの関連性をとても考慮しています。
そのため、キーワードとの関連性が薄ければ、売れ筋ランキング1位の商品でも、検索結果ページの1番目に表示されるとは限りません。
つまり、売れ筋ランキングは売上高をもとにした売り上げランキングで、掲載ランキングは検索キーワードとの関連性も加味された表示位置ランキングという違いがあり、全く別の種類のランキングを意味しています。
売れ筋ランキングを活用する
短期的に販売したい商品にはあまり有効な活用法はないかもしれませんが、長期的に販売をしていく場合、売れ筋ランキングをもとに競合商品がどの程度の販売されているかを知ることができます。
確認方法はこちらです。
- 毎日の自分の商品の売上高とランキングの関係を記録してみましょう
- どのくらいの販売量であるとどのくらいの順位となるかを記録から把握してみましょう。
例えば、1ヶ月後にその記録を見返すと、販売個数とランキングに関係性が見えることがあります。先ほども書いたように毎日の販売量だけが売れ筋ランキングを決定づけているわけではないので、あくまで推測となりますが、販売量に変化が見られる場合、ランキングの変動も見ることができます。 - そのランキング順と販売個数を把握しておき、競合商品の売れ筋ランキングを照らし合わせてみましょう
- その競合商品のおおよその販売量が予測できます。
これを利用すると、競合商品の販売量が推測できるため、自社商品の見込み販売数量を計算したり、また将来の販売目標を定めることができます。
また、同じ特徴を持つ競合商品が掲載ランキングでも自社商品よりランキングが高い場合、どの程度販売することができれば掲載ランキングで上回ることができそうかも推測することが可能です。
補足として、日本ではあまり目にしませんが、海外では様々な有料ソフトウェアを使用することで、売れ筋ランキングから競合商品などの販売量を簡単に推測することができます。
しかしながら多くのソフトウェアは日本語に対応していませんし日本のアマゾンで使用できるものも多くはないため、このようなソフトウェアを使用しない活用法だけを紹介させていただいています。
もう1つ活用できることは、売れ筋ランキングの上位に位置することにより、カテゴリーランキングページで掲載され、販売量がさらに増える可能性があることです。
こちらのランキングページは1時間ごとに更新されており、各カテゴリーごとに100位まで(2ページまで)掲載されています。
ほとんどのお客様は検索窓をつかって商品を探しているかとは思いますが、こちらも商品の露出が可能な大事な場所となりますため、ランキング入賞を目指す価値はあるのではないかと考えています。
思いがけない商品を見かけたりするので、売れ筋ランキングページは個人的に気に入っています。
掲載ランキングを活用する
こちらのランキングは純粋に掲載ランキングが高いか低いかを確認していくことが大切です。
掲載ランキングは各キーワードごとの関連性も加味されてランク付けされています。
自社商品がメインとしたいターゲットキーワードで掲載順位が低い場合、どんなに良い商品ページを作っていたとしても、まずお客様に見つけてもらうことができません。
こちらの掲載ランキングが高ければ、より多くのお客様に見てもらうことができ、販売できる機会の増加につながります。
Amazon自体が公表しているように、ほとんどのお客様は検索結果ページの1ページ目から購入を行っています。
1ページ目に掲載される商品は約48-50個ほどです。
ですので、可能であれば1ページ目の上半分以上、最低でも1ページ目の表示を目指して、高い掲載ランキングを維持していけるように試行錯誤していきましょう。
1ページ目の1段目に掲載される2-4個の商品で検索キーワード売り上げの50%を占めていることも珍しくありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段は、ランキングなんて意識していなかった、なんてこともあったかと思いますが、自分の思い入れのある商品を長く販売してくために、売れ筋ランキングと掲載ランキングを確認することはとても重要です。
直接的なランキング情報やその活用だけでなく、このランキングを確認していくプロセスの中でも競合商品の新情報や自分の商品を見つめ直すことができるなど、様々なメリットがあります。
ぜひ少しずつ両ランキングに意識をしていただいて、Amazonで販売していくうえでの貴重な情報を集めていただければと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。