皆さま、こんにちは。または、はじめまして。
このブログは、Amazonと友達になるために必要な情報を発信しているブログです。
出品者としても、購入者としてもAmazonと共にある生活を楽しみたいじゅんが執筆しています。
出品者と購入者の両方の視点からAmazonを見ることができる自分であれば、Amazonに関する様々な有益な情報を提供できるのではないかと思い、このブログを立ち上げました。
出品者としても、購入者としても、Amazonのことを知り尽くしてもらい、皆さまにもAmazonと友達になっていただけるよう、私が集めた知識や情報を分かり易く発信していきます。
さて、この記事では、出品者側のタイムセールの参加条件や活用法についてご紹介していきます。
どんな方へおすすめ？
この記事で解決できること
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします！
Amazonのタイムセールとは
こちらでは、Amazonのタイムセールについて、基本的なことをご紹介していきます。
タイムセールの概要
Amazon上でのタイムセールとは、限られた時間や数量で、お客様が商品をお得に買うことができるキャンペーンです。
Amazonでは、検索結果ページの他に、タイムセール対象商品用の特設ページを設けています。
お客様は、そのタイムセールページからお得な商品を買うことができますし、出品者はタイムセールへ申請した商品をタイムセールページへ掲載させ売り上げの増加を見込むことができます。
出典 : Amazon特設タイムセールページより
タイムセールの種類
お客様側の視点では、特選タイムセールと数量限定タイムセールの2種類のタイムセールが存在します。
この特選タイムセールはAmazonが特定の商品を選別をして行なっている特別なタイムセールなので、出品者側からこのセールに申し込むことは通常ではできません。出品者は数量限定タイムセールへ参加申し込みしていくこととなります。
出品者のタイムセール申し込み画面では、その数量限定タイムセールは、さらに3種類に分けられています。
- 通常の数量限定タイムセール
4−12時間で行われる通常の数量限定タイムセールです。 - 7日間のタイムセール
最大7日間、タイムセールページに掲載される長期間の数量限定タイムセールです。 - イベント時の数量限定タイムセール
プライムデーやタイムセール祭りなどのイベント期間に開催されるタイムセールです。
タイムセールへの参加資格
タイムセールへの参加は、大口出品者で、1ヶ月あたり5件以上のアカウントフィードバック評価を獲得していて、さらに平均評価の星が4.0以上の出品者に認められています。
そしてその出品者が取り扱う商品で以下に該当する商品をタイムセールへ申請することができます。
販売履歴があり、Amazonで商品レビューの星の数を3つ以上獲得していること
できるだけ多くのバリエーションが組み込まれていること
(服やシューズ&バッグなど一部の商品では、タイムセールで提供する商品バリエーションがバリエーション全体の65%以上である必要があります。商品のバリエーションの最小割合はタイムセールの作成時に要件として指定されています)制限対象商品、不快感や嫌悪感を与える商品、不適切な商品ではないこと
(電子タバコ、アダルト商品、医薬品などはタイムセールに申し込み不可となります)すべての地域でAmazonプライム対象であること
(FBA出荷を行なっている場合には通常対象となります)新品であること
購入者の商品レビューポリシーに準拠していること
タイムセールの頻度に関するポリシーに準拠していること
出典 : Amazonタイムセールヘルプページ
上記に問題がなくタイムセールへの申し込みが完了した後に、上記の基準に違反した場合には、タイムセールはキャンセルされてしまいます。
また、その際にはタイムセール手数料の払い戻しを受けられない可能性がありますので注意してください。
タイムセールへの申し込み方法
こちらでは、どのようにタイムセールへ申し込みを行なっていくかを見ていきましょう。
1. タイムセールダッシュボードで、 新しい数量限定タイムセールを作成タブをクリック
出典 : Amazon seller central
2. 在庫から商品を選択し、編集をクリック
タイムセールダッシュボード上にて、出品資格を満たしている ASIN のリストからタイムセールを作成することができます。
申請可能な商品は毎週更新されますので、申請希望の商品がある場合には週ごとに確認してみてください。
3. スケジュールを入力し、次のステップに進むをクリック
4. タイムセール価格または商品あたりの割引、およびタイムセール最低数量を入力
7日間のタイムセールの場合には、商品ごとにタイムセール価格または商品あたりの割引を入力していきます。
また、タイムセールページに表示されるメイン商品を設定することができます。(タイムセール画像ポリシーに準拠した画像のみ)
タイムセールの数量について、 タイムセールの実施予定日の7日前までに、申請した数量の在庫があることを確認しましょう。
タイムセールの時点で十分な在庫がない場合、タイムセールが取り消されてしまうことがあります。
またタイムセール価格については、数量限定タイムセールの作成時に提案されるタイムセール価格の上限として、出品者が新品コンディションの商品を出品する場合の最低価格が考慮されています。
基本的に通常価格の15％を最低でも割り引かなければないようになっていますので、目的や目標に合わせて15％以上の割引を設定していきましょう。
なお、現在の価格に何らかの変更が加えられた場合には、タイムセール価格が変動してしまう場合があります。
数量限定タイムセールの実施中には、価格を上げることはできませんので実施前に十分検討してください。
5. 新しいタイムセールを送信をクリック
これでタイムセール申請完了です。
申請が承認されると、タイムセール実施予定日の1週間前に、数量限定タイムセールダッシュボードからタイムセールの予定日時を確認することができます。
申請後には、当初認められていなかった商品がバリエーションとして追加されないよう、Amazonが随時確認していますので、絶対に行わないようにしましょう。(不正防止のためキャンセルとなってしまう場合があります)
タイムセールは、クーポンとの併用が可能となっています。タイムセール期間中のクーポンの停止の必要性を忘れずに確認するようにしましょう。忘れてしまうとセール価格とクーポン割引が両方発生し、とんでもないことになります。
タイムセールの手数料
出品者がタイムセールを申請し実施されると、タイムセール毎にそのタイムセールの手数料がAmazonから請求されます。
手数料は、タイムセールを申請するときに、タイムセールのスケジュールと合わせて表示されます。
数量限定タイムセールまたは7日間のタイムセールの手数料は、タイムセールの実施日に応じて変動します。
Amazonのイベント時など、商品へのアクセス数が増え、売上が伸びる可能性の高い時期のタイムセールは、手数料が高く設定されます。
なお、タイムセールに参加したからと言って、売り上げが増加するとは限りません。
タイムセールでの売り上げが0であったとしても、タイムセールが実施されれば手数料が発生します。
実施していないタイムセールに対して、誤ってタイムセールの手数料が請求されている場合には、実施予定日から30日以内にAmazonテクニカルサポートまで問い合わせれば、返金対応を受けることができます。
タイムセールの手数料は実施前であれば発生しませんが、開始時間を迎え実施されてしまえば必ず発生します。
タイムセールの取り消し
タイムセールの取り消しも、タイムセールダッシュボードで行うことができます。
開始前のタイムセールをクリックし、タイムセールの取り消しを選択してください。
一度取り消したタイムセールに再度申請・参加することはできませんので、しっかりと確認をしてキャンセルしましょう。
またタイムセール中に取り消しを行うことはできますが、その場合にも手数料は全額請求されてしまいます。
タイムセール申請後のステータス
タイムセールへ参加申請をした後には、タイムセールダッシュボードにて申請状況や結果が表示されます。
いくつかステータスの種類がありますので、下記にて簡単に確認をしておきましょう。
近日開始：セールは予定された週または特定の日に開始されます。タイムセールは審査済みです。FBAへの在庫の納品を確認してください。
対応が必要：タイムセールについて出品者の確認が必要です。数量限定タイムセールダッシュボードにある「出品者の対応が必要」タブで、その方法を確認してください。価格または数量の選択項目を見直して調整することなどがあります。できるだけ早く対処してください。タイムセールはその後担当チームに戻され、再審査されます。再審査には、最大7日間かかります。
承認不可：数量限定タイムセールの申請が承認されなかったため、タイムセールは実施されません。タイムセール申請の却下決定に対して、不服申し立てはできません。購入者に商品の割引販売を行う場合は、セラーセントラルのプロモーションを設定するか、直接セール価格を設定できます。
差し戻し：在庫数や価格上限などの基準を満たさなくなった場合、申請したタイムセールは差し戻されます。差し戻された申請の商品が申請可能な商品一覧に表示されている場合は、再申請可能です。表示されていない場合は、申請要件を満たしていないため、しばらく申請できません。申請可能な商品は、毎週更新されます。定期的に確認してください。
下書き：申請時にシステムエラーが発生したために完了できなかった申請は、下書きとして保存されます。
取り消し済み：このタイムセールは取り消されたため、実施されません。このタイムセールは手動で取り消されたか、または基準を満たしていなかった可能性があります。
出典 : Amazonセラーセントラル ヘルプページ
タイムセールを最大限に活かす
タイムセールを最大限活かしていくために、Amazonでは3つのポイントの検討を勧めています。
事前に確認をしてタイムセールを行う意味のあるものにしていきましょう。
季節性
私たち出品者が取り扱う商品すべてには、多かれ少なかれ、販売するのに最適な時期があります。
タイムセールを行いたい商品の季節性を生かせる時期に行うようにしましょう。
例えば冬用の手袋を、いくらタイムセールで安く販売しても夏にはあまり売れないことが予想できますよね。
手数料も含めて損が出てしまっては、タイムセールに参加する意味がなくなる場合があります。
Amazonでの競合
タイムセールに出品する商品の価格は、他のブランドや出品者の類似商品と比較して、競争力の高い価格となっているか確認をしておきましょう。
例えばいくらタイムセールで50％引きの価格を設定したとしても、他の類似商品の通常価格と同じであればタイムセールでの売り上げに期待はできませんよね。
競合商品の価格よりも安くなるように設定するとタイムセールの効果が表れやすくなります。
Amazon以外での価格
タイムセールで設定している価格は、Amazonマーケット内で1番お得な商品となるように設定しているかもしれません。
しかしタイムセール価格が、Amazon以外のインターネットマーケットや実店舗の価格と比べて高い可能性があります。
Amazon以外のマーケットや実店舗の価格とも比べても、競争力のある価格かどうか、念のため確認をするようにしましょう。
タイムセールの結果
タイムセールが終了したら、タイムセールの結果を確認しましょう。
売り上げ個数の記録や利益と費用の比較など、次回のタイムセールに活かせる情報を多く得ることができます。
特にタイムセールは価格を通常よりも下げて販売をしています。
普段より売り上げ個数が増えていても、普段より利益が少なくなることも珍しくありません。
しっかりとタイムセールごとの総括を行うことをおすすめします。
以下、タイムセールダッシュボードで確認ができる用語を掲載しておきます。
販売数量： タイムセールの実施期間中に販売されたタイムセール商品の数量。
キャンセル待ち数量： タイムセール商品が売り切れた後に、購入者がキャンセル待ちリストに追加した商品の数量。キャンセル待ち数量が多い商品は、SKUに入力されたタイムセールの数量よりも多くの数量を販売できた可能性があることを示します。
タイムセールの収益： 注文商品の売上額（販売数量 x タイムセール価格）
タイムセールの合計収益： タイムセールに出品したすべてのSKUの売上額
出典 : Amazonセラーセントラル ヘルプページ
タイムセールの利点
こちらでは、タイムセールの利点についてご紹介していきます。
タイムセールは、割引を行い、在庫も通常に比べて消費し、手数料も発生します。
意味もなく参加したのでは、効果の高い施作とは言えません。
タイムセールの利点をしっかりと把握して、なぜタイムセールに参加したいのか？タイムセールで何を得たいのか？目的をよく考えてみましょう。
アクセスの向上
タイムセールに参加している商品は、Amazon上の特設ページであるタイムセールページに掲載されます。
検索結果ページだけでなくタイムセールページからのアクセスも見込めるようになり導線を増やすことが可能です。
タイムセールのバッジ (マーク)
タイムセールに参加している商品は、タイムセールと書かれた特製バッジが価格の下に表示されます。
検索結果ページ一覧でもバッジが確認できるため、他のバッジが付いていない商品よりも目立たせることができます。
目立つということはお客様の目に止まり商品ページを見てもらえる可能性が増えるため、アクセスの向上につながります。
検索での表示順位が上げる
タイムセールに参加している商品は、タイムセールによる表示順位の上昇が見込まれます。
タイムセール割引きによる販売量の増加での表示順位上昇や、Amazonのシステムがタイムセール商品の販売を後押しし上位に表示されやすくなっていることが要因です。
また検索結果ページには、1ページ目の上方に表示されているタイムセール欄も追加され、よりお客様の目に止まるチャンスが上がります。
売り上げ高の向上
タイムセールで安く割引されている商品が販売量を増加させ、オンラインマーケットで重要となる「売り上げの山」をつくることができます。
Amazonはキャンペーンによる短期的な売り上げの増加は、検索結果ページ上での上位表示につながりにくいとしています。
しかしながらタイムセールが終了した後も、タイムセールの売り上げの波に乗り通常販売を増加させることができます。
在庫処分
AmazonのFBAを使用している場合、売れ残り商品が倉庫に溜まってしまうと、莫大な保管料が発送してしまいます。
この保管料を減少させるため、通常価格では販売量の少ない商品を大きく割引きし、タイムセールで在庫を処分してしまうことが可能です。
レビューを増やす・ブランドの認知度を上げる
商品の販売量を増やして、通常以上のスピードでレビューを集めることが可能です。
100人に3人がレビューを書いてくれる場合、8時間のタイムセールで300個販売することができれば短期的に9個の新規レビューを見込むことができます。
新商品でレビューが少ない商品や、商品評価が一時的に下がってしまっている場合の補強としてタイムセールが役立ちます。
タイムセールの目的と割引設定
こちらではタイムセールを行う目的別に、どのようにタイムセールと付き合っていけばいいのか私自身の経験を踏まえて紹介していきます。
それにあたり、タイムセールを行うかどうかや、割引額の設定にとても役立つ損益分岐点の計算方法についても最初にお伝えしておきます。
損益分岐点の確認方法
1. 割引後の商品の1個当たりの利益は？
自分の商品の1個当たりの利益額と、タイムセール割引を加味した利益額を計算してください。
2. いくつ販売すればタイムセールの手数料をカバーできるか？
参加したいタイムセール時期の手数料を確認し、割引を加味した利益額で割ってください。
3. 2番で計算した個数をタイムセールで販売できれば損は発生しません。
普段の販売数量から何個販売することができるか予測してみましょう。その際には、参加したいタイムセールのスケジュールも確認しておきましょう。例えば商品の特性により午前中によく売れる商品もあれば、夜でないと売れない商品もあります。なお厳密には、売り上げの山を作れたことによるタイムセール後の販売量の増加分の利益も含めて損益分岐点を確認することもできます。
在庫処分目的でタイムセールを利用
上記でも説明をしていますが、Amazon倉庫で在庫を長期保管していると多額の保管料が請求されます。
適切な在庫量を保つ為に定期的に在庫処分を行う必要があります。
在庫処分には破棄、自社へ返品、販売の3つの方法がありますが、販売で在庫処分をしたい場合にはタイムセールを使用することが有効です。
多額の在庫保管料の請求防止が目的の場合には、タイムセール手数料も含めて損益が0円となる金額まで値引きし在庫を捌いてしまうのも一案です。
タイムセールでの大幅な割引でも販売が見込めない商品は、割り切って破棄してしまったほうが安く済む場合も多々あります。
レビューを増やすためにタイムセールを利用
レビューを増やすことを目的とする場合には、タイムセール手数料も含めて損益が0円となる金額まで値引きしてみることをおすすめします。
タイムセール での価格の調整はAmazonにも認められているため、大きな値引きに踏み切ることができます。
値引きをすればその分お客様からの評価のハードルも下がりますので良いレビューを増やせる可能性が上がります。
また販売個数も増加することに比例しレビュー投稿数も増えていくでしょう。
タイムセール後から1～2ヶ月ほどのレビューの投稿数を記録し、レビューを増やすことに成功しているか確認をしてみましょう。レビューの投稿率が通常の販売時と比べて同じくらいであれば十分に目的を達成できたと言えます。
売り上げの山をつくるためにタイムセールを利用
売り上げの山をつくることが目的の場合には、どのくらいの販売量をつくりたいか、どのくらいの利益をタイムセールから出したいかを考慮して、タイムセール価格を計算しましょう。
また、どのくらいの在庫量があるか、どのくらいの数量をタイムセール に出すかも、必ず確認してください。
せっかく売り上げの山を築いても、タイムセール後に在庫切れとなってしまっては意味がありません。
タイムセールでの売上高の上昇や売れ筋/掲載ランクを上手く生かせる在庫管理・販売計画を行っていきましょう。
売れ筋ランキングで他の競合商品と比べて、あとどのくらい売上高があればより高いランキングが獲得できるかなど、具体的な目標があるとより良いですね。
利益を出すためにタイムセールを利用
タイムセールの目的が利益を出すことである場合にも、周りの類似商品の価格や競合商品よりも1円でも安くなる価格を設定することをお勧めします。
タイムセールに参加すると露出の増加やバッジの付与などメリットはありますが、タイムセール価格に競争力がない場合にはお客様に購入してもらえません。
希望の利益額がいくらなのか把握して、予想販売量からタイムセール価格を設定していきましょう。
個人的な見解ですが、よほど利益率が良くない限りタイムセールで15％の割引を行うと利益があまり残らないのが普通だと思います。万が一、割引後でも十分な利益がある場合には、通常価格を競合商品と比べてみましょう。タイムセールで売り上げを伸ばすよりも、通常価格で自然に売り上げが増加していくことが1番です。通常価格こそ競争力のある価格であるかどうか確認することが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
こちらの記事では、
を紹介させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
